中2数学|連立方程式とその解き方(1)
中学2年数学|連立方程式とその解き方(1)
対象学年:中学2年生
教科書:東京書籍
学習範囲:p36~p45
学習のポイント
この単元では、2つの文字を使った式を組み合わせて、2つの文字の値を求める「連立方程式」について学習します。
- 連立方程式とは何かを理解する。
- 2つの式を同時に成り立たせる解を求める。
- 加減法を使って連立方程式を解く。
- 求めた解が正しいかどうかを確かめる。
目次
1.連立方程式とは
連立方程式とは、2つ以上の方程式を組み合わせたものです。
中学2年生では、主に2つの文字を使った連立方程式を学習します。
例:
x+y=10
x-y=2
この2つの式を同時に成り立たせるxとyの値を求めます。
連立方程式では、1つの式だけでなく、組み合わせた2つの式の両方が成り立つ必要があります。
2.連立方程式の解
連立方程式の解とは、2つの方程式を同時に成り立たせる文字の値の組のことです。
例えば、次の連立方程式を考えます。
x+y=10
x-y=2
x=6、y=4を代入すると、
- 6+4=10
- 6-4=2
どちらの式も成り立ちます。
したがって、この連立方程式の解は、x=6、y=4です。
解を求めたら、元の2つの式に代入して確かめることが大切です。
3.加減法による解き方
連立方程式を解く方法の1つに「加減法」があります。
加減法とは、2つの式を足したり引いたりして、文字を1つ消去する方法です。
① 足して文字を消去する場合
次の連立方程式を解いてみましょう。
x+y=8 ……①
x-y=2 ……②
①と②を辺ごとに足します。
2x=10
したがって、
x=5
x=5を①に代入すると、
5+y=8
y=3
よって、解はx=5、y=3です。
② 引いて文字を消去する場合
次の連立方程式を考えます。
x+y=9 ……①
x-y=3 ……②
①から②を辺ごとに引きます。
2y=6
したがって、
y=3
y=3を①に代入すると、
x+3=9
x=6
よって、解はx=6、y=3です。
4.係数をそろえて解く方法
そのまま足したり引いたりしても文字が消えない場合は、式を何倍かして係数をそろえます。
例:
2x+y=7 ……①
x+y=5 ……②
①から②を引くと、
x=2
x=2を②に代入すると、
2+y=5
y=3
よって、解はx=2、y=3です。
係数をそろえるときのポイント
- 消したい文字を決める。
- その文字の係数が同じ数、または反対の数になるように式を何倍かする。
- 足すか引くかを判断して文字を消去する。
- 残った文字の値をもう一方の式に代入する。
5.よくある間違い
- 符号の間違い:式を引くときは、引く式のすべての項の符号に注意しましょう。
- 片方の式だけで答えを出す:必ず2つの式を同時に満たす値を求めます。
- 代入の間違い:求めた文字の値を代入するとき、符号や計算ミスに注意しましょう。
- 係数をそろえるときのミス:式を何倍かするときは、左辺だけでなく右辺も同じ数をかけます。
6.重要語句
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 連立方程式 | 複数の方程式を組み合わせたもの。 |
| 解 | 方程式を成り立たせる文字の値。 |
| 加減法 | 式を足したり引いたりして文字を消去する方法。 |
| 代入 | 文字の代わりに数や式を入れること。 |
| 消去 | 計算によって文字をなくすこと。 |
| 係数 | 文字にかけられている数。 |
| 方程式 | 文字を含む等式で、文字の値によって成り立つもの。 |
| 等式 | 2つの数量が等しいことを表す式。 |
| 未知数 | まだ値が分かっていない文字。 |
| 両辺 | 等号の左側と右側。 |
7.確認問題10問
学習した内容を使って、次の問題に挑戦してみましょう。
【基本問題】
問1.次の連立方程式の解を求めなさい。
x+y=7
x-y=1
問2.次の連立方程式の解を求めなさい。
x+y=12
x-y=4
問3.次の連立方程式の解を求めなさい。
2x+y=11
2x-y=5
問4.次の連立方程式の解を求めなさい。
x+2y=11
x-2y=3
問5.次の連立方程式の解を求めなさい。
3x+y=13
3x-y=5
【標準問題】
問6.次の連立方程式の解を求めなさい。
2x+y=8
x+y=5
問7.次の連立方程式の解を求めなさい。
3x+2y=12
3x-2y=4
問8.次の連立方程式の解を求めなさい。
2x+3y=13
2x-3y=1
【応用問題】
問9.次の連立方程式の解を求めなさい。
2x+y=7
3x+y=10
問10.次の連立方程式の解を求めなさい。
2x+3y=13
x+3y=8
8.確認問題の答え・解説
問1.
x+y=7、x-y=1を足すと、2x=8。
x=4。これを1つ目の式に代入してy=3。
答え:x=4、y=3
問2.
2つの式を足すと、2x=16。
x=8。これを1つ目の式に代入してy=4。
答え:x=8、y=4
問3.
2つの式を足すと、4x=16。
x=4。これを1つ目の式に代入してy=3。
答え:x=4、y=3
問4.
2つの式を足すと、2x=14。
x=7。これを1つ目の式に代入して2y=4。
答え:x=7、y=2
問5.
2つの式を足すと、6x=18。
x=3。これを1つ目の式に代入してy=4。
答え:x=3、y=4
問6.
1つ目の式から2つ目の式を引くと、x=3。
これを2つ目の式に代入してy=2。
答え:x=3、y=2
問7.
2つの式を足すと、6x=16。
x=8/3。これを1つ目の式に代入すると、2y=4。
答え:x=8/3、y=2
問8.
2つの式を足すと、4x=14。
x=7/2。これを1つ目の式に代入すると、3y=6。
答え:x=7/2、y=2
問9.
2つ目の式から1つ目の式を引くと、x=3。
これを1つ目の式に代入してy=1。
答え:x=3、y=1
問10.
1つ目の式から2つ目の式を2倍した式を引くのではなく、2つの式を引くとx=5。
これを2つ目の式に代入すると、3y=3。
答え:x=5、y=1
9.まとめ
今回の単元では、連立方程式の意味と加減法による解き方を学習しました。
- 連立方程式は、複数の方程式を同時に成り立たせるもの。
- 解は、すべての式を成り立たせる文字の値の組。
- 加減法では、式を足したり引いたりして文字を消去する。
- 係数がそろっていない場合は、式を何倍かして調整する。
- 最後に元の式に代入して答えを確認する。
連立方程式は、この先の文章題や数学の応用問題にもつながる大切な単元です。計算の手順を一つずつ確認しながら、確実に解けるように練習しましょう。
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