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2026-11-04 16:19:00

中2理科|気象の観測①

中2理科「気象の観測①」天気を決める気象要素と観測方法を学ぼう

対象学年:中学2年生

教科書:東京書籍 中学校理科

学習範囲:p171~179

この単元の学習ポイント
  • 気象を表す要素とその意味を理解する。
  • 気温・湿度・気圧・風向・風力などの観測方法を覚える。
  • 天気や風の観測結果を正しく読み取れるようにする。

目次

1. 気象を表す要素

私たちの身のまわりでは、晴れや雨、風など、さまざまな気象の変化が起こっています。

気象の状態を表すために、次のような要素を観測します。

  • 気温:空気の温度
  • 湿度:空気のしめりぐあい
  • 気圧:空気が物体を押す力の大きさを表すもの
  • 風向:風が吹いてくる方向
  • 風力:風の強さ
  • 雲量:空全体に対する雲の量

これらの気象要素を観測することで、天気の特徴や変化を調べることができます。

2. 気温の観測

気温とは、空気の温度のことです。気温を正しく測るためには、温度計を置く場所に注意する必要があります。

気温の観測方法

  • 地面から適切な高さの場所で測定する。
  • 直射日光が当たらないようにする。
  • 風通しのよい場所で観測する。
  • 周囲の建物や地面からの影響をできるだけ避ける。

気温は1日の中でも変化します。一般に、日の出ごろに最も低くなり、午後2時ごろに最も高くなることが多いです。

また、晴れた日とくもりの日では、気温の変化のしかたにも違いが見られます。

3. 湿度の観測

湿度とは、空気のしめりぐあいを表す割合です。通常、湿度は%(パーセント)で表します。

飽和水蒸気量

空気1㎥中に含むことのできる水蒸気の最大量を飽和水蒸気量といいます。飽和水蒸気量は気温によって変化し、気温が高いほど大きくなります。

湿度の計算式

湿度(%)=
実際に含まれている水蒸気量 ÷ 飽和水蒸気量 × 100

例えば、飽和水蒸気量が20g/㎥で、実際に含まれている水蒸気量が10g/㎥の場合、湿度は50%になります。

湿度の観測

乾湿計を使って湿度を測定します。

  • 乾球:普通の温度計で気温を測る。
  • 湿球:球部をぬれたガーゼなどで包んだ温度計。

湿球の温度は、水が蒸発するときに熱をうばうため、乾球より低くなります。

乾球と湿球の温度差を利用して湿度を求めます。空気が乾燥しているほど水が蒸発しやすく、温度差は大きくなります。

4. 気圧の観測

気圧とは、空気が物体を押す力の大きさを表すものです。

気圧の単位にはhPa(ヘクトパスカル)が使われます。

気圧の特徴

  • 空気には重さがあるため、気圧が生じる。
  • 一般に、高度が高くなるほど気圧は低くなる。
  • 気圧は場所や時間によって変化する。

気圧の観測器具

気圧を測定する器具を気圧計といいます。気圧の変化を観測することで、天気の変化を予測する手がかりになります。

5. 風の観測

風は空気の動きです。風を観測するときには、風向と風力を調べます。

風向

風が吹いてくる方向を風向といいます。例えば、北から吹いてくる風は北風です。

風力

風の強さを表すものです。観測では、風によって木の枝や旗などがどのように動くかを参考にします。

風向・風力の観測器具

  • 風向計:風向を調べる。
  • 風速計:風の速さを測定する。

風向と風速を正しく観測することで、空気の動きや天気の変化を調べることができます。

6. 雲量と天気

空全体に対して雲が占める割合を雲量といいます。

雲量は空を10としたときに、雲がどのくらい広がっているかを目安にして観測します。

雲量による天気の区分(日本の一般的な観測基準)

  • 快晴:雲量0~1
  • 晴れ:雲量2~8
  • くもり:雲量9~10

雨や雪などが降っている場合は、雲量だけでなく降水の状態も考慮して天気を判断します。

雲の量や種類を観察することは、天気の変化を知るために大切です。

7. 重要語句まとめ

重要語句 意味
気象要素気象の状態を表す要素
気温空気の温度
湿度空気のしめりぐあいを表す割合
飽和水蒸気量空気1㎥中に含むことのできる水蒸気の最大量
乾湿計乾球と湿球を使って湿度を測る器具
気圧空気が物体を押す力の大きさを表すもの
ヘクトパスカル気圧の単位(hPa)
風向風が吹いてくる方向
風力風の強さ
雲量空全体に対する雲の割合
風速計風の速さを測定する器具
風向計風向を調べる器具

8. 一問一答10問

問題

  1. 空気の温度を何というか。
  2. 空気のしめりぐあいを表す割合を何というか。
  3. 空気1㎥中に含むことのできる水蒸気の最大量を何というか。
  4. 湿度を測定する器具を何というか。
  5. 乾湿計で、ぬれたガーゼを巻いてある温度計を何というか。
  6. 気圧を表す単位は何か。
  7. 風が吹いてくる方向を何というか。
  8. 風の速さを測定する器具を何というか。
  9. 空全体に対する雲の割合を何というか。
  10. 一般に、気温が高くなると飽和水蒸気量はどうなるか。

答え・短い解説

  1. 気温。空気の温度のこと。
  2. 湿度。空気のしめりぐあいを表す。
  3. 飽和水蒸気量。気温によって変化する。
  4. 乾湿計。乾球と湿球を使って測定する。
  5. 湿球。水の蒸発によって温度が下がる。
  6. hPa(ヘクトパスカル)。気圧の単位。
  7. 風向。北から吹く風は北風という。
  8. 風速計。風の速さを測る。
  9. 雲量。空に占める雲の割合。
  10. 大きくなる。気温が高いほど多くの水蒸気を含むことができる。

9. よくある間違い

  • 風向の意味を間違える:風向は風が吹いていく方向ではなく、吹いてくる方向。
  • 湿度の計算を間違える:実際の水蒸気量を飽和水蒸気量で割って100をかける。
  • 乾球と湿球を混同する:湿球は水の蒸発によって温度が下がる。
  • 気圧の単位を忘れる:気圧はhPaで表す。
  • 雲量と天気を混同する:雲量をもとに天気を判断するが、降水の有無も関係する。

10. まとめ

今回の単元では、気象を観測するために必要な気象要素と、それぞれの観測方法について学びました。

特に重要なのは、気温・湿度・気圧・風向・風力・雲量の意味と、観測に使う器具を正しく覚えることです。

また、湿度の計算式や風向の表し方は、定期テストでも確認しておきたいポイントです。

定期テストに向けた確認ポイント
  • 気象要素の名称と意味
  • 乾湿計の仕組み
  • 湿度の計算方法
  • 気圧の単位
  • 風向・風速の観測方法
  • 雲量と天気の関係

気象の観測は、これから学習する気圧と風、雲のでき方、天気の変化を理解するための基本となる内容です。重要語句をしっかり覚えて、問題演習にも取り組みましょう。


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