中2社会|地域調査の手法②
東京書籍 中2社会「地域調査の手法②」学習まとめ
教科:社会(地理的分野)
教科書:東京書籍
学習範囲:p146~p149
テーマ:地域調査の手法②
学習のポイント
「地域調査の手法②」では、地域の特色や課題を調べるために、どのような資料を集め、どのように整理・分析すればよいのかを学びます。
- 地域調査で集めた情報を整理する方法を理解する
- 地図や統計資料、写真などを活用して地域の特色を読み取る
- 調査結果をまとめ、分かりやすく発表する方法を考える
目次
地域調査で情報を集める
地域調査では、調べたいテーマを決めたあと、そのテーマに関係する情報を集めます。
情報を集める方法には、実際に地域を歩いて調べる野外観察や、地図・統計資料・写真・インターネットなどを利用する方法があります。
野外観察
実際に地域を歩いて、土地のようす、建物、道路、交通、商店、工場、農地などを観察します。
観察したことを地図に記入したり、写真を撮ったりすることで、地域の特徴を具体的に記録できます。
聞き取り調査
地域の人や施設の関係者などに話を聞くことで、資料だけでは分かりにくい地域のようすを知ることができます。
聞き取りを行うときは、何を知りたいのかを事前に整理し、質問内容を準備しておくことが大切です。
調査した情報を整理する
集めた情報は、そのまま並べるだけではなく、調べたテーマに合わせて整理することが大切です。
例えば、地域の交通について調査した場合、道路や鉄道、バスなどの位置を地図にまとめたり、利用者数などの統計資料を表やグラフにしたりできます。
「情報を集める」だけで終わらず、整理して比較することが、地域の特色を見つけるために重要です。
地図を活用する
地図に調査結果を書き込むと、地域の中でどこに何が多いのか、どのような場所に集中しているのかなどを視覚的に確認できます。
例えば、商店の分布や土地利用、交通施設などを地図に示すことで、地域の特徴を考えやすくなります。
統計資料を活用する
人口、産業、交通などについての数値を表やグラフにすると、地域ごとの違いや変化を比較しやすくなります。
ただし、グラフや表を見るときは、数字だけを見るのではなく、何を比較している資料なのかを確認することが大切です。
資料から地域の特色を読み取る
地域調査では、集めた資料から「この地域にはどのような特色があるのか」を考えます。
そのためには、複数の資料を組み合わせて考えることが重要です。
| 資料 | 分かることの例 |
|---|---|
| 地図 | 施設や土地利用などの位置・分布 |
| 写真 | 景観や建物、土地の利用状況 |
| 統計資料 | 人口や産業などの数値・変化 |
| 聞き取り | 地域の人から得られる具体的な情報 |
例えば、「駅の周辺に商店が多い」という地図上の特徴と、「駅の利用者が多い」という統計資料を組み合わせると、交通と商業の関係について考えることができます。
調査結果をまとめて発表する
地域調査の最後には、調査した内容や分かったことを整理し、他の人に分かりやすく伝えます。
調査結果をまとめるときは、次のような流れを意識すると分かりやすくなります。
- 何を調べたのか
- どのような方法で調べたのか
- どのような資料を集めたのか
- 資料から何が分かったのか
- 地域にはどのような特色や課題があるのか
- 調査を通して何を考えたのか
分かりやすい発表のポイント
文章だけで説明するのではなく、地図、写真、表、グラフなどを使うと、調査結果が伝わりやすくなります。
また、資料を示すだけではなく、「この資料から何が分かるのか」を自分の言葉で説明することが大切です。
「調査方法」だけでなく、資料をどのように整理・分析し、どのように発表するかまでセットで覚えておきましょう。
重要語句
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| 地域調査 | ある地域の特色や課題を調べること |
| 野外観察 | 実際に地域を歩いて、現地のようすを観察すること |
| 聞き取り調査 | 地域の人などに質問して情報を集める調査 |
| 統計資料 | 人口や産業などの数値をまとめた資料 |
| 分布 | あるものがどこに、どのように存在しているかという広がり |
| 地図 | 場所や分布などを視覚的に表した資料 |
| グラフ | 数値の比較や変化などを分かりやすく表したもの |
| 資料 | 調査や考察に利用する地図・写真・統計などの情報 |
| 特色 | その地域ならではの特徴 |
| 課題 | 地域が抱えている問題や、改善を考える必要があること |
一問一答10問
- 実際に地域を歩いて調べる調査方法を何という?
- 地域の人などに質問して情報を集める調査を何という?
- 人口や産業などの数値をまとめた資料を何という?
- 地域の中で、あるものがどこに存在するかという広がりを何という?
- 調査した情報を地図に示すことで、何を読み取りやすくできる?
- 数値の比較や変化を分かりやすく表す資料は何?
- 地域調査では、情報を集めるだけでなく何をすることが大切?
- 地域の特色を考えるとき、1つの資料だけでなく何を組み合わせるとよい?
- 調査結果を発表するとき、地図や写真、表などを使う目的は何?
- 地域調査の最終的な目的の一つは、地域の特色や何を明らかにすること?
答え・短い解説
- 野外観察。実際の地域を歩いて、土地利用や建物、道路などを観察します。
- 聞き取り調査。地域の人などから、資料だけでは分かりにくい情報を得ることができます。
- 統計資料。人口や産業などの数値を比較・分析できます。
- 分布。何がどこに集中しているかなどを読み取ることができます。
- 地域の特徴や分布。施設や土地利用などの位置関係が分かりやすくなります。
- グラフ。数値の比較や変化を視覚的に捉えることができます。
- 整理・分析すること。集めた情報を整理して、地域の特色を考えます。
- 複数の資料。地図・写真・統計などを組み合わせることで、より多面的に考察できます。
- 調査結果を分かりやすく伝えるためです。資料を使うことで、文章だけよりも特徴が伝わりやすくなります。
- 課題。地域の特色だけでなく、地域が抱える課題についても考えます。
よくある間違い
①「資料を集めれば地域調査は終わり」と考える
資料を集めることは調査の一部です。集めた資料を整理し、比較・分析して、そこから分かることを考えることが重要です。
② グラフの数字だけを見る
グラフを見るときは、何についての資料なのか、どの地域や時期を比較しているのかを確認しましょう。
③ 地図に書かれていることだけを答える
地図から分かる事実に加えて、「なぜその場所に多いのか」などを考えることが地域調査では大切です。
④ 調査結果と自分の感想を混同する
「商店が多い」は調査から分かった事実ですが、「便利そうだ」はそこから考えたことです。事実と考察を分けて整理しましょう。
まとめ
- 地域調査では、野外観察や聞き取りなどによって情報を集める。
- 地図・写真・統計資料などを使って、集めた情報を整理する。
- 複数の資料を組み合わせることで、地域の特色を多面的に考えることができる。
- 調査結果は、地図・表・グラフ・写真などを使って分かりやすくまとめる。
- 地域の特色だけでなく、地域が抱える課題についても考えることが大切。
地域調査は、身近な地域を「なんとなく見る」のではなく、資料や現地調査をもとにして、地域の特徴や課題を考える学習です。定期テストでは、「調査方法」「資料の整理」「資料から読み取れること」を関連づけて覚えておきましょう。









