アトムズブログ

2026-10-30 14:19:00

中2理科|刺激と反応

東京書籍 中2理科「刺激と反応」

対象学年:中学2年生
教科書:東京書籍「新編 新しい科学2」
ページ:p147~p159
単元:刺激と反応

私たちは、目で光を感じたり、耳で音を聞いたり、皮膚で温度や痛みを感じたりします。 このように、外界から受けた刺激に対して、からだが反応するしくみには感覚器官・神経系・運動器官が関係しています。

学習のポイント

  • 刺激を受け取る感覚器官の種類とはたらきを理解する
  • 神経系のつくりと情報が伝わる経路を理解する
  • 脳や脊髄の役割を整理する
  • 反射が起こるしくみを理解する
  • 運動するときの筋肉や骨のはたらきを理解する
  • 刺激を受けてから反応するまでの流れを説明できるようにする

目次

1.刺激と反応

外界から受ける光や音、温度、圧力など、からだに変化を起こさせるものを刺激といいます。

刺激を受けると、私たちのからだはそれに応じた反応をします。 例えば、熱いものに触れたときに手を引っ込める、明るい場所で瞳孔が小さくなるなどがあります。

刺激から反応まで

刺激を受ける
↓
感覚器官が刺激を受け取る
↓
神経を通して情報が伝わる
↓
脳や脊髄などで情報が処理される
↓
運動器官などが反応する

この流れを理解しておくと、刺激と反応に関する問題を解きやすくなります。

2.感覚器官

刺激を受け取る器官を感覚器官といいます。 ヒトには、目・耳・鼻・舌・皮膚などの感覚器官があります。

感覚器官 主に受け取る刺激
目 光
耳 音・体の傾きなど
鼻 におい
舌 味
皮膚 温度・圧力・痛みなど

3.目のつくりとはたらき

目では、光を刺激として受け取ります。 光は角膜や水晶体などを通り、目の奥にある網膜に像をつくります。

網膜で受け取った光の情報は、視神経を通って脳へ伝えられます。

部分 はたらき
角膜 目に入る光が通る部分
虹彩 瞳孔の大きさを調節する
水晶体 光を屈折させ、網膜に像を結ぶ
網膜 光の刺激を受け取る
視神経 光の情報を脳へ伝える

瞳孔の大きさ

明るい場所では瞳孔が小さくなり、暗い場所では瞳孔が大きくなります。 これは、目に入る光の量を調節するためです。

4.耳のつくりとはたらき

耳は、主に音を受け取る感覚器官です。 また、からだの傾きや回転などを感じることにも関係しています。

音によって鼓膜が振動すると、その振動が耳の内部へ伝わります。 最終的に、音の情報は神経を通って脳へ伝えられます。

音の伝わり方

音の刺激
↓
鼓膜が振動
↓
耳の内部へ振動が伝わる
↓
聴覚に関係する神経
↓
脳

5.神経系のつくり

感覚器官で受け取った刺激の情報を脳などへ伝えたり、脳からの命令を運動器官へ伝えたりするのが神経系です。

神経系は大きく中枢神経系と末しょう神経系に分けられます。

種類 主な内容
中枢神経系 脳・脊髄
末しょう神経系 中枢神経系とからだの各部分をつなぐ神経

脳や脊髄は、刺激の情報を受け取ったり、からだの各部分へ命令を伝えたりする中心的な役割をしています。

6.刺激が伝わる経路

例えば、目で光を感じた場合、刺激の情報は感覚器官から神経を通って脳へ伝わります。 その情報をもとに、脳から筋肉などへ命令が伝わり、反応が起こります。

基本的な経路

感覚器官
↓
感覚神経
↓
脳・脊髄
↓
運動神経
↓
筋肉など

このように、刺激を受け取る部分と、実際に運動などの反応を行う部分では役割が異なります。

7.反射とは

熱いものに触れたとき、考える前に手を引っ込めることがあります。 このように、刺激に対して意識して判断する前に起こる反応を反射といいます。

反射では、脳で判断してから筋肉を動かす場合とは異なる経路を通って、すばやく反応が起こります。

反射のポイント
刺激
↓
感覚器官
↓
神経
↓
脊髄など
↓
運動器官
↓
すばやく反応

反射は、からだを危険から守るために重要なはたらきです。

8.運動と筋肉

私たちがからだを動かすときには、骨格筋などの筋肉がはたらきます。 筋肉が縮むことで骨が動き、関節を動かすことができます。

例えば、腕を曲げたり伸ばしたりするときには、上腕の筋肉がそれぞれ異なるはたらきをします。

運動の基本

脳などから命令が出る
↓
運動神経を通って伝わる
↓
筋肉が収縮する
↓
骨が動く
↓
からだが動く

筋肉は、自分で勝手に動くのではなく、神経から伝わる命令を受けてはたらきます。

9.重要語句

語句 意味
刺激からだに変化を起こさせるもの。
反応刺激に対してからだが示す変化や行動。
感覚器官光・音・温度などの刺激を受け取る器官。
網膜目の奥にあり、光の刺激を受け取る部分。
視神経目で受け取った情報を脳へ伝える神経。
神経系刺激の情報や命令を伝えるしくみ。
中枢神経系脳と脊髄からなる神経系。
反射刺激に対して、意識して判断する前に起こる反応。
感覚神経感覚器官で受け取った情報を中枢へ伝える神経。
運動神経中枢からの命令を筋肉などへ伝える神経。
骨格筋骨格に付着し、収縮することで骨を動かす筋肉。

10.一問一答10問

  1. からだに変化を起こさせるものを何という?
  2. 刺激を受け取る器官を何という?
  3. 目の奥にあり、光の刺激を受け取る部分を何という?
  4. 目で受け取った情報を脳へ伝える神経を何という?
  5. 脳と脊髄からなる神経系を何という?
  6. 感覚器官から中枢へ情報を伝える神経を何という?
  7. 中枢から筋肉などへ命令を伝える神経を何という?
  8. 刺激に対して、意識して判断する前に起こる反応を何という?
  9. 反射が起こるとき、刺激の情報を中継してすばやい反応に関係する部分は何?
  10. 筋肉が収縮することで動かされるものは何?

11.答え・短い解説

  1. 刺激。光・音・温度など、からだに変化を起こさせるものです。
  2. 感覚器官。目・耳・鼻・舌・皮膚などがあります。
  3. 網膜。光の刺激を受け取ります。
  4. 視神経。網膜で受け取った情報を脳へ伝えます。
  5. 中枢神経系。脳と脊髄からなります。
  6. 感覚神経。感覚器官から中枢へ情報を伝えます。
  7. 運動神経。中枢から筋肉などへ命令を伝えます。
  8. 反射。危険からからだを守るために、すばやく起こる反応があります。
  9. 脊髄。反射では、脳を経由して判断するよりもすばやく反応できる経路が使われます。
  10. 骨。筋肉が収縮することで、骨が動きます。

12.よくある間違い

① 刺激と反応を逆に覚える

刺激=からだに変化を起こさせるもの、反応=刺激に対して起こる変化や行動です。

② 網膜と視神経を混同する

網膜=光を受け取る、視神経=情報を脳へ伝えると整理しましょう。

③ 中枢神経系の範囲を間違える

中枢神経系は脳と脊髄です。 それ以外の神経を含めてすべて中枢神経系とするわけではありません。

④ 反射は「反応しないこと」だと思う

反射は、刺激に対してすばやく起こる反応です。 「反応しない」という意味ではありません。

⑤ 反射では脳がまったく関係しないと考える

反射では、脊髄などを経由してすばやく反応する経路が使われます。 その後、脳にも刺激の情報が伝わります。

13.まとめ

このページの重要ポイント

① 刺激を感覚器官で受け取る

② 感覚器官から神経を通して情報が伝わる

③ 中枢神経系は脳と脊髄からなる

④ 脳や脊髄からの命令が筋肉などへ伝わる

⑤ 反射は刺激に対してすばやく起こる反応

⑥ 目では網膜が光の刺激を受け取る

⑦ 視神経は目から脳へ情報を伝える

⑧ 筋肉が収縮することで骨が動き、運動が起こる

テスト前に覚えたい基本の流れ

刺激
↓
感覚器官
↓
感覚神経
↓
脳・脊髄
↓
運動神経
↓
筋肉など
↓
反応

「どこで刺激を受けるか」「どの神経を通るか」「どこから命令が出るか」を順番に考えると、刺激と反応の問題を整理しやすくなります。

※教科書の改訂や学校で使用している版によって、ページ構成や用語の扱いが異なる場合があります。授業で使用している教科書の説明も確認しながら学習しましょう。