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2026-10-30 13:06:00

中2理科|動物のからだのつくりとはたらき①

東京書籍 中2理科「動物のからだのつくりとはたらき①」

対象学年:中学2年生
教科書:東京書籍「新編 新しい科学2」
ページ:p127~p135
単元:動物のからだのつくりとはたらき

動物は、食物から必要な養分を取り入れ、酸素を使って生命活動を行っています。 このページでは、特に消化・消化液・消化器官・養分の吸収について整理します。

学習のポイント

  • 食物に含まれる養分と、消化の意味を理解する
  • 消化器官の名前と、それぞれのはたらきを覚える
  • 消化液と消化酵素のはたらきを整理する
  • デンプンなどの養分が、吸収されやすい物質に変化することを理解する
  • 小腸が養分の吸収に適したつくりになっていることを説明できるようにする

目次

1.消化とは何か

私たちが食べた食物には、生命活動に必要なさまざまな養分が含まれています。 しかし、そのままでは体内に吸収しにくい物質もあります。

そこで、食物に含まれる物質を、体内に吸収しやすい物質に分解します。 このはたらきを消化といいます。

ポイント
消化=食物に含まれる物質を、吸収されやすい物質に分解すること

消化には、食物を歯でかみくだくなどの物理的な消化だけでなく、消化液に含まれる消化酵素によって物質を分解するはたらきも関係しています。

2.消化器官のつながり

食物は、口から取り込まれ、消化管を通って体内を移動します。

口 → 食道 → 胃 → 小腸 → 大腸 → 肛門

このように、食物が通る一本の管を消化管といいます。

器官 主なはたらき
口 食物をかみくだき、だ液と混ぜる
食道 食物を胃へ運ぶ
胃 胃液によって消化を行う
小腸 消化を進め、養分を吸収する
大腸 水分などを吸収する

3.消化液と消化酵素

消化に関係する器官では、さまざまな消化液がつくられます。 消化液には、食物に含まれる物質を分解する消化酵素が含まれています。

消化液 主な場所 ポイント
だ液 口 デンプンの消化に関係する
胃液 胃 タンパク質の消化に関係する
胆汁 肝臓でつくられる 脂肪の消化を助ける
膵液 すい臓 さまざまな養分の消化に関係する

ここでは、「どの消化液が、どこではたらくか」をセットで整理することが大切です。

4.デンプンの消化

デンプンは、そのままでは体内に吸収されにくい物質です。 口の中では、だ液に含まれる消化酵素がデンプンにはたらきます。

その後、消化管を進むにつれて消化が進み、最終的にブドウ糖などの小さな物質になります。

覚えておきたい流れ
デンプン
↓ 消化
ブドウ糖など
↓
小腸から吸収

このように、消化によって大きな物質が小さな物質へ分解されることで、体内へ吸収しやすくなります。

5.小腸での消化と吸収

小腸は、消化が進む場所であると同時に、消化された養分を吸収する重要な器官です。

小腸の内側には柔毛とよばれる小さな突起が多数あります。 柔毛があることで、小腸の内側の表面積が大きくなります。

そのため、消化された養分を効率よく吸収できるようになっています。

小腸のポイント
小腸の内側には柔毛がある
↓
表面積が大きくなる
↓
養分を効率よく吸収できる

6.養分の吸収

消化された養分は、小腸の柔毛から吸収されます。 吸収された養分は、血液などによって全身へ運ばれ、細胞の活動などに利用されます。

食物に含まれる物質 消化後の主な物質
デンプン ブドウ糖など
タンパク質 アミノ酸
脂肪 脂肪酸とモノグリセリドなど

消化 → 吸収 → 運搬 → 細胞で利用という流れを意識すると、この単元全体が理解しやすくなります。

7.重要語句

語句 意味
消化食物に含まれる物質を吸収されやすい物質に分解すること。
消化管口から肛門まで続く、食物が通る管。
消化液食物の消化に関係する液体。
消化酵素食物に含まれる物質を分解するはたらきをする物質。
だ液口で分泌され、デンプンの消化に関係する消化液。
胃液胃で分泌され、タンパク質の消化に関係する消化液。
胆汁肝臓でつくられ、脂肪の消化を助ける液。
柔毛小腸の内側にある突起。養分を吸収しやすくする。
吸収消化された養分などが体内に取り込まれること。
ブドウ糖デンプンなどが消化されてできる、吸収されやすい物質の一つ。

8.一問一答10問

  1. 食物に含まれる物質を吸収されやすい物質に分解することを何という?
  2. 食物が通る、口から肛門まで続く管を何という?
  3. 口で分泌され、デンプンの消化に関係する消化液は何?
  4. 胃で分泌される消化液は何?
  5. 肝臓でつくられ、脂肪の消化を助ける液を何という?
  6. 消化液に含まれ、養分の分解に関係する物質を何という?
  7. 小腸の内側にある小さな突起を何という?
  8. デンプンが消化されてできる、代表的な物質は何?
  9. タンパク質が消化されてできる物質は何?
  10. 消化された養分を主に吸収する器官はどこ?

9.答え・短い解説

  1. 消化。食物中の物質を、吸収されやすい物質に分解します。
  2. 消化管。口、食道、胃、小腸、大腸などがつながっています。
  3. だ液。だ液に含まれる消化酵素がデンプンにはたらきます。
  4. 胃液。胃で分泌され、タンパク質の消化に関係します。
  5. 胆汁。肝臓でつくられ、脂肪の消化を助けます。
  6. 消化酵素。養分などの物質を分解するはたらきをします。
  7. 柔毛。小腸の表面積を大きくし、養分を吸収しやすくします。
  8. ブドウ糖。デンプンの消化によって生じる代表的な物質です。
  9. アミノ酸。タンパク質が消化されてできる物質です。
  10. 小腸。消化された養分を吸収する重要な器官です。

10.よくある間違い

① 消化と吸収を混同する

消化=物質を分解すること、吸収=消化された物質などを体内に取り込むことです。

② 胆汁を消化酵素だと思ってしまう

胆汁は消化酵素ではありません。脂肪の消化を助けるはたらきがあります。

③ 胃ですべての消化が終わると思ってしまう

消化は口から始まり、胃や小腸などで進みます。 特に小腸では消化がさらに進み、養分の吸収も行われます。

④ 柔毛の役割を「消化」と答えてしまう

柔毛は、主に養分を吸収しやすくするためのつくりです。 小腸の表面積を大きくすることがポイントです。

⑤ デンプンとブドウ糖を同じものだと考える

デンプンは消化され、ブドウ糖などの小さな物質になります。 「デンプン → 消化 → ブドウ糖など」と覚えましょう。

11.まとめ

このページの重要ポイント

① 消化=食物中の物質を吸収されやすい物質に分解する

② 消化液には、養分の分解に関係する消化酵素が含まれる

③ だ液はデンプンの消化に関係する

④ 胃液はタンパク質の消化に関係する

⑤ 胆汁は脂肪の消化を助ける

⑥ 小腸では消化が進み、養分が吸収される

⑦ 小腸の柔毛は表面積を大きくし、吸収しやすくする

定期テストでは、「器官・消化液・消化される物質・消化後の物質」を組み合わせて問われることがあります。 単語だけでなく、それぞれのつながりを意識して覚えておきましょう。

※教科書の改訂や学校で使用している版によって、ページ構成や用語の扱いが異なる場合があります。授業で使用している教科書の説明も確認しながら学習しましょう。