中2理科|植物のからだのつくりとはたらき②
東京書籍 中2理科「植物のからだのつくりとはたらき②」
植物は、根・茎・葉などの器官がそれぞれの役割を果たしながら、からだ全体で生命活動を行っています。 このページでは、水の吸収・移動、蒸散、茎や根のつくりとはたらきを中心に、定期テストで確認しておきたいポイントを整理します。
教科書:東京書籍「新編 新しい科学2」
ページ:p114~p126
単元:生物のからだのつくりとはたらき
学習のポイント
- 植物が根から水を吸収し、茎を通って葉へ運ぶしくみを理解する
- 葉の気孔から水蒸気が出ていく蒸散について理解する
- 根・茎・葉のつくりと、それぞれのはたらきを関連づけて覚える
- 実験結果から、植物の水の通り道や蒸散について考えられるようにする
目次
- 1.植物はどのように水を吸収するか
- 2.水の通り道
- 3.蒸散とは
- 4.根のつくりとはたらき
- 5.茎のつくりとはたらき
- 6.観察・実験で確認するポイント
- 7.重要語句
- 8.一問一答10問
- 9.よくある間違い
- 10.まとめ
1.植物はどのように水を吸収するか
植物は、根から水を吸収します。 特に、根の先端近くにある根毛は、土の中の水を吸収するのに重要な役割を果たします。
根毛は細長く伸びているため、土と接する面積を大きくすることができます。 そのため、根毛がたくさんあることで、水を効率よく吸収できます。
根毛 → 土の中の水を吸収しやすくする
2.水の通り道
根から吸収された水は、植物のからだの中を移動して葉などへ運ばれます。 この水の通り道となるのが道管です。
道管は、根から吸収した水や無機物を、茎を通して葉などへ運びます。
| 部分 | 主なはたらき |
|---|---|
| 根 | 水や無機物を吸収する |
| 道管 | 水や無機物を運ぶ |
| 葉 | 光合成などを行う |
根 → 道管 → 茎 → 葉という水の移動をイメージしておくと、問題を解きやすくなります。
3.蒸散とは
植物の葉では、気孔から水蒸気が出ていきます。 この現象を蒸散といいます。
気孔は、葉の表皮などにある小さなすき間で、主に気孔を囲む細胞の開閉によって気体の出入りを調節します。
蒸散によって葉から水が失われると、根から新たに水を吸収し、植物のからだの中で水が移動していきます。
蒸散=植物のからだから水蒸気が出ていく現象
主な出口=葉などにある気孔
蒸散と水の移動をセットで覚える
根が水を吸収する → 道管を通って水が運ばれる → 葉の気孔から水蒸気が出る という流れを理解しましょう。
4.根のつくりとはたらき
根には、植物のからだを支えるだけでなく、土の中から水や無機物を吸収するはたらきがあります。
根の先端近くには根毛があり、根毛によって土と接する面積が大きくなります。
| 根の部分 | ポイント |
|---|---|
| 根毛 | 土との接触面積を大きくし、水などを吸収しやすくする |
| 根 | 植物を支え、水や無機物を吸収する |
5.茎のつくりとはたらき
茎には、植物のからだを支えるはたらきと、根から吸収した水などを葉へ運ぶはたらきがあります。
茎の内部には、水などの通り道となる道管があります。 また、葉でつくられた養分などを運ぶ師管もあります。
| 管 | 主に運ぶもの |
|---|---|
| 道管 | 根から吸収した水や無機物 |
| 師管 | 葉などでつくられた養分 |
道管=水・無機物、師管=養分と整理しておくと覚えやすくなります。
6.観察・実験で確認するポイント
この単元では、植物の水の移動や蒸散について、観察・実験を通して考えることが大切です。 東京書籍の実験例でも、葉の細胞、光合成、吸水と蒸散の関係、水の通り道などを扱っています。
水の通り道を調べる
植物に色のついた水を吸わせると、植物のからだの中で水が通った部分を確認しやすくなります。 観察では、茎や葉のどの部分に色がついたかに注目しましょう。
蒸散の実験
葉の枚数や葉の表面を覆う条件などを変えて比較すると、蒸散と葉の関係を調べることができます。
実験問題では、単に結果を覚えるのではなく、 「何を変えた実験なのか」「どの条件をそろえたのか」「結果から何がわかるのか」 を考えることがポイントです。
7.重要語句
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| 根毛 | 根にある細い毛のようなつくり。土との接触面積を大きくする。 |
| 道管 | 根から吸収した水や無機物を運ぶ管。 |
| 師管 | 葉などでつくられた養分を運ぶ管。 |
| 気孔 | 葉などにある小さなすき間。気体の出入りなどに関係する。 |
| 蒸散 | 植物のからだから水蒸気が出ていく現象。 |
| 吸水 | 根などから水を吸収すること。 |
| 無機物 | 植物が根から吸収する水や無機塩類など。 |
| 根 | 植物を支え、水や無機物を吸収する器官。 |
| 茎 | 植物を支え、水や養分などを運ぶ器官。 |
| 葉 | 光合成などを行う器官。 |
8.一問一答10問
- 根にある、細い毛のようなつくりを何という?
- 根毛にはどのような役割がある?
- 根から吸収された水を運ぶ管を何という?
- 葉などでつくられた養分を運ぶ管を何という?
- 植物のからだから水蒸気が出ていく現象を何という?
- 蒸散で水蒸気が主に出ていく葉のつくりを何という?
- 道管が主に運ぶものは何?
- 師管が主に運ぶものは何?
- 植物のからだを支え、水などを運ぶ役割をもつ器官は何?
- 根から吸収された水は、主にどの管を通って葉へ運ばれる?
一問一答の答え・短い解説
- 根毛。土との接触面積を大きくし、水などを吸収しやすくします。
- 水などを吸収しやすくする。根毛によって土との接触面積が大きくなります。
- 道管。根から吸収した水や無機物を運びます。
- 師管。葉などでつくられた養分を運びます。
- 蒸散。植物のからだから水蒸気が出ていく現象です。
- 気孔。気孔を通して水蒸気などが出入りします。
- 水や無機物。主に道管を通って運ばれます。
- 養分。葉などでつくられた養分が師管を通って運ばれます。
- 茎。植物を支え、内部の管を通して物質を運びます。
- 道管。根から吸収した水や無機物を葉などへ運びます。
9.よくある間違い
① 道管と師管を逆にする
道管=水・無機物、師管=養分と覚えましょう。
② 蒸散=水を吸収することだと思ってしまう
蒸散は植物のからだから水蒸気が出ていく現象です。 根から水を取り込む「吸水」と区別しましょう。
③ 根毛を根の先端全体だと思ってしまう
根毛は、根の表面から細く伸びた毛のようなつくりです。 水や無機物を吸収しやすくする役割があります。
④ 植物は水だけを必要としていると思ってしまう
植物は水だけでなく、光合成に必要な二酸化炭素や、根から吸収する無機物なども利用しています。
10.まとめ
今回の単元では、植物のからだの中で水や養分などがどのように移動するのかを学びました。
根毛 → 水や無機物を吸収
↓
道管 → 水や無機物を運ぶ
↓
茎 → 植物のからだを支えながら物質を運ぶ
↓
葉 → 光合成などを行う
↓
気孔 → 水蒸気などが出入りする
↓
蒸散 → 植物のからだから水蒸気が出ていく
特に、「根毛」「道管」「師管」「気孔」「蒸散」の5つは、それぞれの役割とセットで覚えておきましょう。
※教科書の改訂や学校で使用している版によって、ページ構成や用語の扱いが異なる場合があります。授業で使用している教科書の説明も確認しながら学習しましょう。









