アトムズブログ

2026-10-30 12:35:00

中2理科|生物の細胞/植物のからだのつくりとはたらき①

生物の細胞/植物のからだのつくりとはたらき①|中2理科

対象学年:中学2年生

教科:理科

教科書:東京書籍「新しい科学2」

対応ページ:p91~p113

学習のポイント

  • 生物のからだは細胞からできていることを理解する
  • 植物細胞と動物細胞の共通点と違いを整理する
  • 植物のからだをつくる細胞の特徴を理解する
  • 葉のつくりと光合成の関係を理解する
  • 植物が呼吸を行っていることを理解する
  • 光合成に必要なものと、つくられるものを整理する

目次

生物のからだをつくる細胞

植物や動物などの生物のからだは、たくさんの細胞からできています。 細胞は、生物のからだをつくる基本的な単位です。

生物の種類によって細胞の形や大きさなどには違いがありますが、 細胞には共通する基本的なつくりがあります。

また、単細胞生物のように、1個の細胞で1個体として生活する生物もいます。 一方、人間や植物などのように、多数の細胞からできている生物もいます。

細胞のつくり

植物細胞と動物細胞には、共通して細胞膜や核などがあります。

細胞膜

細胞膜は細胞の内側と外側を分ける膜です。 細胞の内部を包んでいます。

核

核は細胞の中にあり、生物のからだのつくりや働きに関係する情報を含んでいます。

植物細胞に特徴的なつくり

植物細胞には、動物細胞には見られない特徴的なつくりがあります。 代表的なものが細胞壁と葉緑体です。

  • 細胞壁:細胞膜の外側にあり、細胞を支える働きがある
  • 葉緑体:光合成が行われる場所
  • 液胞:細胞液などを含む袋状のつくり

植物細胞と動物細胞

植物細胞と動物細胞には、共通するつくりと、それぞれに特徴的なつくりがあります。 テストでは、図を見て細胞の名称を答える問題が出やすいので、 それぞれの特徴を整理しておきましょう。

つくり 植物細胞 動物細胞
細胞膜 ある ある
核 ある ある
細胞壁 ある ない
葉緑体 ある 基本的にない
液胞 発達したものが見られる 植物細胞ほど発達していない

覚え方

植物細胞=細胞膜+核+細胞壁+葉緑体+液胞 というイメージで整理すると覚えやすくなります。

特に、細胞壁と葉緑体は植物細胞の特徴として押さえておきましょう。

植物のからだのつくり

植物のからだには、根・茎・葉などの器官があります。 これらは、それぞれ異なる働きをしています。

  • 根:土から水や無機物を吸収する
  • 茎:水や養分などの通り道になる。また、植物のからだを支える
  • 葉:光合成や呼吸などが行われる

植物のからだでは、それぞれの部分が別々に働いているのではなく、 水や養分などをやり取りしながら生命活動を行っています。

葉のつくり

葉は、光合成を行う重要な器官です。 葉の内部には、葉緑体をもつ細胞が多く見られます。

葉の表面には気孔と呼ばれる小さな穴があります。 気孔は、植物体内と外界との間で気体の出入りを行う場所です。

気孔

気孔は、主に葉の表皮に見られます。 気孔を通して、二酸化炭素や酸素、水蒸気などの出入りが行われます。

気孔は、植物の光合成・呼吸・蒸散と深く関係しています。

光合成

植物は、光が当たると、葉緑体をもつ細胞で光合成を行います。

光合成では、根から吸収した水と、 空気中から取り入れた二酸化炭素を材料として、 養分をつくります。 このとき、酸素が放出されます。

光合成
二酸化炭素 + 水 → 光のエネルギーを利用して養分をつくる + 酸素

光合成の場所として重要なのが葉緑体です。 「光合成=葉緑体」とセットで覚えておきましょう。

光合成に必要なもの

  • 光
  • 二酸化炭素
  • 水
  • 葉緑体

光合成でつくられるもの

  • 養分
  • 酸素

植物の呼吸

植物も動物と同じように呼吸をしています。 呼吸では、酸素を使って養分からエネルギーを取り出し、 二酸化炭素などを放出します。

植物では光合成と呼吸の両方が行われます。 ここを混同しないことが重要です。

光合成 呼吸
行われる生物 植物など 植物・動物など
主な材料 二酸化炭素・水 酸素・養分
主な結果 養分・酸素 二酸化炭素など
光との関係 光が必要 光がなくても行われる

重要語句

語句 ポイント
細胞 生物のからだをつくる基本的な単位
細胞膜 細胞の内部を包む膜
核 細胞の中にある重要なつくり
細胞壁 植物細胞で細胞膜の外側にあるつくり
葉緑体 光合成が行われる場所
液胞 植物細胞で発達している袋状のつくり
気孔 葉などにあり、気体の出入りに関係する
光合成 光を利用して二酸化炭素と水から養分などをつくるはたらき
呼吸 酸素を使って養分からエネルギーを取り出すはたらき
蒸散 植物体内の水が水蒸気として外へ出ていく現象

一問一答10問

  1. 生物のからだをつくる基本的な単位を何といいますか。
  2. 植物細胞と動物細胞の両方に見られる、細胞の内部を包むつくりは何ですか。
  3. 植物細胞で細胞膜の外側にあるつくりは何ですか。
  4. 植物細胞で光合成が行われる場所はどこですか。
  5. 植物の葉などにあり、気体の出入りに関係する小さな穴を何といいますか。
  6. 光合成の材料となる気体は何ですか。
  7. 光合成に必要な、根から吸収されるものは何ですか。
  8. 光合成によってつくられるものを2つ答えなさい。
  9. 植物も動物と同じように行っている生命活動は何ですか。
  10. 植物の光合成と呼吸のうち、光が必要なのはどちらですか。

答え・短い解説

  1. 細胞。生物のからだをつくる基本的な単位です。
  2. 細胞膜。細胞の内部を包んでいます。
  3. 細胞壁。植物細胞に特徴的なつくりです。
  4. 葉緑体。光合成が行われる場所です。
  5. 気孔。気体の出入りに関係しています。
  6. 二酸化炭素。光合成の材料として利用されます。
  7. 水。根から吸収され、光合成にも利用されます。
  8. 養分と酸素。光合成によってつくられます。
  9. 呼吸。植物も酸素を使って呼吸を行います。
  10. 光合成。光エネルギーを利用して行われます。

よくある間違い

①「植物は呼吸をしない」と考える

植物も呼吸をしています。 光合成だけでなく呼吸も行うことを覚えておきましょう。

② 光合成と呼吸を逆にする

光合成では、二酸化炭素と水を材料にして養分などをつくります。 一方、呼吸では酸素を使って養分からエネルギーを取り出します。

③ 葉緑体と細胞壁を混同する

葉緑体 → 光合成
細胞壁 → 細胞を支える

働きとセットで覚えると間違いにくくなります。

④ 気孔=植物が水を吸収する場所と考える

水を吸収する主な場所は根です。 気孔は、主に葉などにあり、気体の出入りに関係します。

⑤「光合成=酸素を取り入れる」と覚える

光合成では二酸化炭素を取り入れ、酸素を放出します。 呼吸では酸素を取り入れ、二酸化炭素などを放出します。

まとめ

生物のからだは細胞からできています。 植物細胞と動物細胞には共通するつくりがありますが、 植物細胞には細胞壁・葉緑体・発達した液胞などの特徴があります。

植物のからだでは、根・茎・葉などがそれぞれの働きをしています。 葉には気孔があり、気体の出入りに関係しています。

植物は葉緑体で光合成を行い、 二酸化炭素と水を材料として養分などをつくります。 一方で、植物も呼吸を行っています。

定期テスト前の最終チェック
「植物細胞と動物細胞の違い」→「葉緑体と光合成」→「気孔」→「光合成と呼吸」 の流れで整理しましょう。特に、光合成と呼吸で何を取り入れ、何を放出するかを表で確認しておくことが大切です。