アトムズブログ

2026-10-20 18:18:00

中1数学|1次方程式の利用

東京書籍 中1数学「1次方程式の利用」

対象学年:中学1年生

教科書:東京書籍「新しい数学1」

学習範囲:p105~p111「1次方程式の利用」

学習のポイント

「1次方程式の利用」では、文章で書かれた問題を読み、数量の関係を方程式に表して解くことが大切です。

  • 何を x とするかを決める
  • 問題文から数量の関係を見つける
  • その関係を1次方程式に表す
  • 方程式を解く
  • 求めた答えが問題に合っているか確認する

計算だけでなく、「文章を数学の式に変える力」がポイントになります。

目次

1次方程式を利用する手順

文章問題では、次の順番で考えると整理しやすくなります。

① 求める数量をxとする

まず、問題で求められている数量を x とします。

例えば「ある数を求めなさい」という問題なら、

ある数を x とする。

と決めます。

② 数量の関係を見つける

問題文の中から、「合わせると」「差は」「全部で」「残り」などの関係を探します。

③ 方程式をつくる

見つけた数量の関係を、xを使った等式にします。

④ 方程式を解く

これまで学習した等式の性質や移項を使って、xの値を求めます。

⑤ 答えを確認する

最後に、求めたxの値が問題の条件に合っているか確認します。

文章問題の基本
「何をxにするか」→「関係を式にする」→「方程式を解く」→「答えを確認する」

数の問題

数に関する問題では、求める数をxとします。

例:ある数に5を加えると17になる

ある数をxとすると、

x+5=17

となります。

これを解くと、

x=12

となります。

「ある数の2倍」「ある数より3小さい数」など、文章を式に直すことが重要です。

代金の問題

買い物の問題では、

代金 = 価格 × 個数

という関係を使います。

例:ノートを1冊120円で何冊か買い、600円払った

ノートの冊数をx冊とすると、

120x=600

となります。

したがって、

x=5

となり、ノートは5冊です。

複数の商品がある場合は、それぞれの「価格×個数」を考えて合計します。

年齢の問題

年齢の問題では、現在の年齢をxとしたり、何年前・何年後の年齢をxを使って表したりします。

年齢を表すときのポイント

  • 5年後 → x+5
  • 5年前 → x-5
  • 2倍の年齢 → 2x

例えば、兄の年齢をx歳、弟は兄より4歳年下なら、弟の年齢は

x-4

と表せます。

「何年後」「何年前」という条件を式に正しく表すことが大切です。

速さ・時間・道のりの問題

速さに関する問題では、次の関係を使います。

道のり = 速さ × 時間

例えば、時速4kmでx時間進んだ道のりは、

4x km

となります。

単位に注意

「分」と「時間」が混ざっている場合には、単位をそろえてから式をつくります。

例えば30分は、

0.5時間

です。

また、速さの単位が「km/h」なのか「m/分」なのかも確認しましょう。

例題10問

例題1

ある数に8を加えると23になります。ある数を求めなさい。

例題2

ある数の3倍から5を引くと16になります。ある数を求めなさい。

例題3

ある数と、その数に7を加えた数の和が31になります。ある数を求めなさい。

例題4

1個150円の消しゴムを何個か買ったところ、代金は900円でした。消しゴムは何個買いましたか。

例題5

1本80円のペンと、1個120円のノートを合わせて7個買ったところ、代金は680円でした。ペンを何本買いましたか。

例題6

父は40歳、子どもは12歳です。何年後に父の年齢が子どもの年齢の2倍になりますか。

例題7

兄と弟の年齢の合計は28歳です。兄は弟より4歳年上です。兄は何歳ですか。

例題8

ある道のりを、時速5kmで歩くと3時間かかります。この道のりは何kmですか。

例題9

家から学校までの道のりを、行きは時速4km、帰りは時速6kmで歩きました。往復にかかった時間は2時間30分でした。家から学校までの道のりは何kmですか。

例題10

ある数の2倍に6を加えた数は、その数に15を加えた数と等しくなります。ある数を求めなさい。

例題の答え

例題1の答え

ある数をxとすると、

x+8=23

よって、x=15。

例題2の答え

ある数をxとすると、

3x-5=16

よって、x=7。

例題3の答え

ある数をxとすると、

x+(x+7)=31

2x+7=31より、x=12。

例題4の答え

消しゴムの個数をx個とすると、

150x=900

よって、x=6。

例題5の答え

ペンをx本とすると、ノートは7-x個です。

80x+120(7-x)=680

これを解いて、x=4。

したがって、ペンは4本です。

例題6の答え

x年後とすると、

40+x=2(12+x)

これを解いて、x=16。

よって、16年後です。

例題7の答え

弟をx歳とすると、兄はx+4歳です。

x+(x+4)=28

よって、弟は12歳、兄は16歳です。

例題8の答え

道のりは、

5×3=15

よって、15kmです。

例題9の答え

家から学校までをx kmとします。

行きにかかる時間は x/4 時間、帰りにかかる時間は x/6 時間です。

2時間30分=2.5時間なので、

x/4+x/6=2.5

両辺に12をかけると、

3x+2x=30

5x=30より、x=6。

したがって、家から学校までの道のりは6kmです。

例題10の答え

ある数をxとすると、

2x+6=x+15

よって、x=9。

よくある間違い

① xを何にするか決めない

文章問題では、いきなり式を作ろうとすると混乱しやすくなります。

まず「何をxとするか」を明確にしましょう。

② 「何年後」と「何年前」を逆にする

「x年後」は +x、「x年前」は -x です。

③ 代金の計算で「価格×個数」を忘れる

同じ商品を何個か買う場合は、

価格 × 個数 = 代金

となります。

④ 速さ・時間・道のりの単位をそろえない

分を時間に直す必要がある場合など、単位をそろえてから方程式を作りましょう。

⑤ xの値だけ見て答えを書いてしまう

「x=6」と求まっても、問題が「何kmですか」と聞いているなら、答えは「6km」です。

最後に問題文に戻って、何を答えるのか確認する習慣をつけましょう。

まとめ

「1次方程式の利用」では、方程式を解く計算だけでなく、文章から数量の関係を読み取ることが重要です。

  • 求める数量をxとする
  • 問題文から数量の関係を見つける
  • その関係を1次方程式にする
  • 方程式を解く
  • 答えが問題の条件に合っているか確認する

特に定期テストでは、「xを何にするか」「どの数量を式にするか」を落ち着いて整理することが大切です。

学習塾アトムズからのポイント

文章問題が苦手な人は、いきなり方程式を作ろうとせず、問題文に出てくる数量を整理してみましょう。「何をxとするか」を決めるだけでも、式が作りやすくなります。

※本記事は学習内容の理解・定期テスト対策を目的としてまとめたものです。教科書本文や問題の転載ではありません。
更新日:2026年10月20日
確認:学習塾アトムズ