中1数学|文字式の計算
東京書籍 中1数学「文字式の計算」
対象学年:中学1年生
教科書:東京書籍 新しい数学1
学習範囲:p.76~82
学習のポイント
- 文字式の項と係数を理解する。
- 同じ文字を含む項をまとめて、文字式を簡単にする。
- 分配法則を使って、かっこを含む式を計算する。
- 数や文字に負の数が含まれる場合も、符号に注意して計算する。
- 文字式の計算を、途中式を書きながら正確に行う。
目次
文字式の項と係数
文字式の計算をする前に、まず項と係数を確認しましょう。
項とは
文字式を、加法や減法の記号で区切った一つ一つの部分を項といいます。
3x+5
この式では、3xと5が項です。
4a-7b+2
この式の項は、4a、-7b、2の3つです。
係数とは
文字を含む項で、文字にかけられている数を係数といいます。
- 3x → 係数は3
- -5a → 係数は-5
- 7xy → 係数は7
文字だけの場合、係数は1です。
x = 1x
-y = -1y
同類項をまとめる
文字式の計算では、同じ文字を含む項をまとめることができます。 このような項を同類項といいます。
同類項の例
3x と 5x
-2a と 7a
4xy と -xy
同じ文字を含む項では、係数を計算します。
例:3x+5x
係数の3と5を足します。
3x+5x
=(3+5)x
=8x
例:7a-3a
7a-3a
=(7-3)a
=4a
異なる文字はまとめられない
xとyのように、文字が異なる項はまとめることができません。
3x+2yは、これ以上簡単にできません。
「文字の部分が同じかどうか」を確認することが大切です。
分配法則
かっこを含む文字式を計算するときには、分配法則を使います。
a(b+c)=ab+ac
かっこの前の数や文字を、かっこの中のすべての項にかけることがポイントです。
例:3(x+2)
3(x+2)
=3×x+3×2
=3x+6
マイナスがある場合
マイナスの数も、かっこの中のすべての項にかけます。
-2(x+3)
=-2×x+(-2)×3
=-2x-6
特に、マイナスの符号を忘れないようにしましょう。
負の数を含む文字式
文字式の計算では、負の数が含まれることがあります。 基本的には、これまで学んだ正負の数の計算と同じように考えます。
例:-3x+5x
-3x+5x
=(-3+5)x
=2x
例:-4a-3a
-4a-3a
=(-4-3)a
=-7a
文字の部分はそのままにして、係数の計算に注目するとミスを減らせます。
分数を含む場合
係数が分数の場合も、同類項なら係数を計算します。
1/2x+1/3x
=(1/2+1/3)x
=5/6x
例題10問
次の文字式を計算しましょう。
- 3x+5x
- 7a-4a
- -2y+6y
- 5x-8x
- 4a+3b-2a
- 3(x+4)
- 5(a-2)
- -2(x+3)
- 4x-3+2x+7
- -3a+5-2a-8
例題の答え
- 8x
3xと5xをまとめます。 - 3a
7a-4a=3a。 - 4y
-2y+6y=4y。 - -3x
5x-8x=-3x。 - 2a+3b
4aと-2aをまとめます。3bはそのままです。 - 3x+12
3をxと4の両方にかけます。 - 5a-10
5をaと-2の両方にかけます。 - -2x-6
-2をxと3の両方にかけます。 - 6x+4
4xと2x、-3と+7をそれぞれまとめます。 - -5a-3
-3aと-2a、+5と-8をそれぞれまとめます。
よくある間違い
① 文字が違う項をまとめてしまう
× 3x+2y=5xy
○ 3x+2y
xとyは異なる文字なので、まとめることはできません。
② 係数だけでなく文字まで足してしまう
× 3x+2x=5xx
○ 3x+2x=5x
同類項を計算するときは、係数だけを計算して文字はそのままにします。
③ 分配法則で一つだけにかける
× 3(x+2)=3x+2
○ 3(x+2)=3x+6
かっこの前の数は、かっこの中のすべての項にかけます。
④ マイナスの符号を忘れる
× -2(x+3)=-2x+6
○ -2(x+3)=-2x-6
-2×3なので、答えは-6です。
⑤ 同類項を見落とす
4x+3-2x+5
↓
4x-2x と 3+5 に分ける
↓
2x+8
式を見たら、まず同じ文字を含む項を探しましょう。
まとめ
文字式の計算では、次のポイントをしっかり覚えておきましょう。
- 項:加法・減法の記号で区切られた一つ一つの部分
- 係数:文字にかけられている数
- 同類項:文字の部分が同じ項
- 同類項は係数を計算してまとめる
- 異なる文字を含む項はまとめられない
- 分配法則では、かっこの中のすべての項にかける
- マイナスの符号を忘れない
文字式の計算のコツ
① 同類項を見つける
② 係数を計算する
③ 文字はそのまま残す
④ かっこがあれば分配法則を使う
⑤ 最後に符号を確認する
文字式の計算は、今後の方程式や比例・反比例などの学習にもつながる大切な内容です。 途中式を省略せず、一つずつ確認しながら計算する習慣をつけましょう。
※本ページは東京書籍『新しい数学1』の学習範囲をもとに、定期テスト対策向けに整理したものです。教科書本文の転載ではありません。
更新日:2026年10月20日
確認:学習塾アトムズ









