アトムズブログ

2026-10-20 16:20:00

中1数学|文字式の計算

東京書籍 中1数学「文字式の計算」

対象学年:中学1年生

教科書:東京書籍 新しい数学1

学習範囲:p.76~82

学習のポイント

  • 文字式の項と係数を理解する。
  • 同じ文字を含む項をまとめて、文字式を簡単にする。
  • 分配法則を使って、かっこを含む式を計算する。
  • 数や文字に負の数が含まれる場合も、符号に注意して計算する。
  • 文字式の計算を、途中式を書きながら正確に行う。

目次

  1. 文字式の項と係数
  2. 同類項をまとめる
  3. 分配法則
  4. 負の数を含む文字式
  5. 例題10問
  6. 例題の答え
  7. よくある間違い
  8. まとめ

文字式の項と係数

文字式の計算をする前に、まず項と係数を確認しましょう。

項とは

文字式を、加法や減法の記号で区切った一つ一つの部分を項といいます。

3x+5

この式では、3xと5が項です。

4a-7b+2

この式の項は、4a、-7b、2の3つです。

係数とは

文字を含む項で、文字にかけられている数を係数といいます。

  • 3x → 係数は3
  • -5a → 係数は-5
  • 7xy → 係数は7

文字だけの場合、係数は1です。

x = 1x
-y = -1y

同類項をまとめる

文字式の計算では、同じ文字を含む項をまとめることができます。 このような項を同類項といいます。

同類項の例

3x と 5x
-2a と 7a
4xy と -xy

同じ文字を含む項では、係数を計算します。

例:3x+5x

係数の3と5を足します。

3x+5x
=(3+5)x
=8x

例:7a-3a

7a-3a
=(7-3)a
=4a

異なる文字はまとめられない

xとyのように、文字が異なる項はまとめることができません。

3x+2yは、これ以上簡単にできません。

「文字の部分が同じかどうか」を確認することが大切です。

分配法則

かっこを含む文字式を計算するときには、分配法則を使います。

a(b+c)=ab+ac

かっこの前の数や文字を、かっこの中のすべての項にかけることがポイントです。

例:3(x+2)

3(x+2)
=3×x+3×2
=3x+6

マイナスがある場合

マイナスの数も、かっこの中のすべての項にかけます。

-2(x+3)
=-2×x+(-2)×3
=-2x-6

特に、マイナスの符号を忘れないようにしましょう。

負の数を含む文字式

文字式の計算では、負の数が含まれることがあります。 基本的には、これまで学んだ正負の数の計算と同じように考えます。

例:-3x+5x

-3x+5x
=(-3+5)x
=2x

例:-4a-3a

-4a-3a
=(-4-3)a
=-7a

文字の部分はそのままにして、係数の計算に注目するとミスを減らせます。

分数を含む場合

係数が分数の場合も、同類項なら係数を計算します。

1/2x+1/3x
=(1/2+1/3)x
=5/6x

例題10問

次の文字式を計算しましょう。

  1. 3x+5x
  2. 7a-4a
  3. -2y+6y
  4. 5x-8x
  5. 4a+3b-2a
  6. 3(x+4)
  7. 5(a-2)
  8. -2(x+3)
  9. 4x-3+2x+7
  10. -3a+5-2a-8

例題の答え

  1. 8x
    3xと5xをまとめます。
  2. 3a
    7a-4a=3a。
  3. 4y
    -2y+6y=4y。
  4. -3x
    5x-8x=-3x。
  5. 2a+3b
    4aと-2aをまとめます。3bはそのままです。
  6. 3x+12
    3をxと4の両方にかけます。
  7. 5a-10
    5をaと-2の両方にかけます。
  8. -2x-6
    -2をxと3の両方にかけます。
  9. 6x+4
    4xと2x、-3と+7をそれぞれまとめます。
  10. -5a-3
    -3aと-2a、+5と-8をそれぞれまとめます。

よくある間違い

① 文字が違う項をまとめてしまう

× 3x+2y=5xy
○ 3x+2y

xとyは異なる文字なので、まとめることはできません。

② 係数だけでなく文字まで足してしまう

× 3x+2x=5xx
○ 3x+2x=5x

同類項を計算するときは、係数だけを計算して文字はそのままにします。

③ 分配法則で一つだけにかける

× 3(x+2)=3x+2
○ 3(x+2)=3x+6

かっこの前の数は、かっこの中のすべての項にかけます。

④ マイナスの符号を忘れる

× -2(x+3)=-2x+6
○ -2(x+3)=-2x-6

-2×3なので、答えは-6です。

⑤ 同類項を見落とす

4x+3-2x+5
↓
4x-2x と 3+5 に分ける
↓
2x+8

式を見たら、まず同じ文字を含む項を探しましょう。

まとめ

文字式の計算では、次のポイントをしっかり覚えておきましょう。

  • 項:加法・減法の記号で区切られた一つ一つの部分
  • 係数:文字にかけられている数
  • 同類項:文字の部分が同じ項
  • 同類項は係数を計算してまとめる
  • 異なる文字を含む項はまとめられない
  • 分配法則では、かっこの中のすべての項にかける
  • マイナスの符号を忘れない

文字式の計算のコツ
① 同類項を見つける
② 係数を計算する
③ 文字はそのまま残す
④ かっこがあれば分配法則を使う
⑤ 最後に符号を確認する

文字式の計算は、今後の方程式や比例・反比例などの学習にもつながる大切な内容です。 途中式を省略せず、一つずつ確認しながら計算する習慣をつけましょう。

※本ページは東京書籍『新しい数学1』の学習範囲をもとに、定期テスト対策向けに整理したものです。教科書本文の転載ではありません。

更新日:2026年10月20日
確認:学習塾アトムズ