中1理科|動き続ける大地
中1理科「動き続ける大地」
対象学年:中学1年生
教科書:東京書籍
学習範囲:p207~218「動き続ける大地」
学習のポイント
- 地震がどのようにして起こるのかを理解する。
- 地震によって大地にどのような変化が起こるのかを理解する。
- 地震の揺れが伝わるしくみと、地震の記録について学ぶ。
- 地震とプレートの動きとの関係を理解する。
- 地震による災害と、防災について考える。
目次
- 1.地震はどのように起こるのか
- 2.地震が起こる場所と大地の動き
- 3.地震の揺れの伝わり方
- 4.地震の記録と震源
- 5.プレートと地震
- 6.地震による大地の変化と災害
- 7.重要語句
- 8.一問一答10問
- 9.答え・短い解説
- 10.よくある間違い
- 11.まとめ
1.地震はどのように起こるのか
地震とは、地下の岩盤が急激にずれ動くことなどによって、大地が揺れる現象です。 日本は地震が多い国として知られており、これまでにも多くの地震が発生しています。
地震が起こると、地下から地震の揺れが周囲に伝わっていきます。 地震は短い時間で広い範囲に影響を及ぼすことがあります。
地震で大地に起こること
- 地面が大きく揺れる
- 土地が隆起したり沈降したりする
- 地表にずれが生じることがある
- 海底で地震が起こると津波が発生することがある
2.地震が起こる場所と大地の動き
地震は、地下の岩盤に力が加わり、その力に耐えられなくなった岩盤が急にずれることで起こります。
このような地下の岩盤のずれが地表まで達すると、地表にもずれが現れることがあります。 このような地表のずれを断層といいます。
断層
断層は、地下の岩盤が大きな力を受けてずれ動いたあとに残る、岩盤のずれです。 断層の活動によって、地形が変化することもあります。
3.地震の揺れの伝わり方
地震が発生すると、地震の揺れは地下から周囲へ伝わっていきます。 地震の揺れには、伝わる速さの違うものがあります。
初期微動と主要動
地震が起こったとき、最初に小さな揺れが伝わり、その後に大きな揺れが伝わります。
- 初期微動……最初に感じる小さな揺れ。
- 主要動……初期微動のあとにくる大きな揺れ。
初期微動を伝える波をP波、主要動を伝える波をS波といいます。
| 名称 | 特徴 |
|---|---|
| P波 | 速く伝わり、初期微動を起こす。 |
| S波 | P波より遅く伝わり、主要動を起こす。 |
初期微動継続時間
P波が到着してからS波が到着するまでの時間を初期微動継続時間といいます。
一般に、震源から遠い場所ほど、P波とS波が到着する時間の差が大きくなります。 この性質を利用して、震源までの距離を考えることができます。
4.地震の記録と震源
地震による揺れは、地震計を使って記録することができます。 地震計によって記録された地震の揺れの記録を地震記録といいます。
震源と震央
地震が発生した地下の場所を震源といいます。 震源の真上にあたる地表の地点を震央といいます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 震源 | 地震が発生した地下の場所。 |
| 震央 | 震源の真上にあたる地表の地点。 |
震度とマグニチュード
地震について学ぶときは、震度とマグニチュードを区別することが重要です。
震度は、ある場所での地震の揺れの強さを表します。 同じ地震でも、場所によって震度は異なります。
一方、マグニチュードは、地震そのものの規模を表す値です。
| 用語 | 何を表す? |
|---|---|
| 震度 | ある場所での揺れの強さ |
| マグニチュード | 地震そのものの規模 |
5.プレートと地震
地球の表面は、いくつかの板状の岩盤に分かれており、これらをプレートといいます。 プレートはゆっくりと動いています。
プレートの動きによって、プレートの境界付近には大きな力が加わります。 その力が岩盤に蓄積され、岩盤が急にずれ動くことで地震が起こることがあります。
日本列島の周辺では複数のプレートが関係しているため、地震が多く発生します。
プレートの動きと大地
プレートの動きは、地震だけでなく、火山活動や山地などの地形の形成とも関係しています。 つまり、現在の大地は長い時間をかけて少しずつ変化し続けています。
6.地震による大地の変化と災害
地震は大地そのものを変化させることがあります。 地面の隆起や沈降、断層による地表のずれなどがその例です。
また、地震によって建物の倒壊や土砂災害、火災などが起こることがあります。 海底で大きな地震が起こった場合には、津波が発生することもあります。
地震への備え
- 家具などが倒れないように固定する。
- 避難場所や避難経路を確認しておく。
- 非常持ち出し品を準備しておく。
- 家族との連絡方法を決めておく。
- 地震が起きたときの行動を事前に確認しておく。
理科で地震のしくみを学ぶことは、自然現象を理解するだけでなく、地震が起きたときに自分や周囲の人を守るためにも役立ちます。
7.重要語句
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| 地震 | 地下の岩盤が急激にずれ動くなどして、大地が揺れる現象。 |
| 断層 | 地下の岩盤がずれ動いたあとにできる岩盤のずれ。 |
| 初期微動 | 地震の最初に伝わる小さな揺れ。 |
| 主要動 | 初期微動のあとに伝わる大きな揺れ。 |
| P波 | 初期微動を伝える、速く伝わる波。 |
| S波 | 主要動を伝える、P波より遅い波。 |
| 初期微動継続時間 | P波が到着してからS波が到着するまでの時間。 |
| 震源 | 地震が発生した地下の場所。 |
| 震央 | 震源の真上にあたる地表の地点。 |
| 震度 | ある場所での地震の揺れの強さ。 |
| マグニチュード | 地震そのものの規模。 |
| プレート | 地球表面をおおう板状の岩盤。 |
| 津波 | 海底などで起こった地震によって発生することがある大きな海水の動き。 |
8.一問一答10問
- 地下の岩盤が急激にずれ動くなどして、大地が揺れる現象を何という?
- 地下の岩盤がずれ動いたあとにできる岩盤のずれを何という?
- 地震の最初に伝わる小さな揺れを何という?
- 初期微動を伝える波を何という?
- 主要動を伝える波を何という?
- 地震が発生した地下の場所を何という?
- 震源の真上にあたる地表の地点を何という?
- ある場所での地震の揺れの強さを表すものを何という?
- 地震そのものの規模を表すものを何という?
- 地球表面をおおう板状の岩盤を何という?
9.答え・短い解説
- 地震……地下の岩盤が急激にずれ動くなどして、大地が揺れる現象です。
- 断層……地下の岩盤がずれ動いたあとにできる岩盤のずれです。
- 初期微動……地震の最初に伝わる小さな揺れです。
- P波……初期微動を伝える波で、S波より速く伝わります。
- S波……主要動を伝える波です。
- 震源……地震が発生した地下の場所です。
- 震央……震源の真上にあたる地表の地点です。
- 震度……ある場所での揺れの強さを表します。
- マグニチュード……地震そのものの規模を表します。
- プレート……地球表面をおおう板状の岩盤です。
10.よくある間違い
震源と震央を逆にする
震源=地下、震央=地表と覚えましょう。 「震源」は地震が起こった地下の場所、「震央」はその真上の地表です。
震度とマグニチュードを混同する
震度=その場所での揺れの強さ、 マグニチュード=地震そのものの規模 です。
P波とS波を逆にする
P波が先、S波が後と覚えると整理しやすくなります。 P波による揺れが初期微動、S波による揺れが主要動です。
初期微動継続時間を「揺れ全体の時間」と考える
初期微動継続時間は、P波が到着してからS波が到着するまでの時間です。 地震が起きてから揺れが終わるまでの時間ではありません。
11.まとめ
「動き続ける大地」では、地震のしくみや揺れの伝わり方、地震とプレートの関係について学びます。
- 地震は、地下の岩盤が急激にずれ動くなどして起こる。
- 岩盤のずれが地表に現れたものが断層。
- 最初の小さな揺れが初期微動、その後の大きな揺れが主要動。
- P波は初期微動を伝え、S波は主要動を伝える。
- 地震が発生した地下の場所が震源、その真上の地表が震央。
- 震度はある場所での揺れの強さ、マグニチュードは地震そのものの規模。
- 地球表面をおおうプレートの動きは、地震などと深く関係している。
- 地震による災害を知り、日頃から防災について考えておくことが大切。
定期テストでは、特に「P波・S波」「初期微動・主要動」「震源・震央」「震度・マグニチュード」の組み合わせを正しく整理しておきましょう。
※教科書の改訂や学校での学習進度により、用語・扱う内容・ページ構成が異なる場合があります。テスト前には学校で使用している教科書・授業内容も確認しましょう。









