アトムズブログ

2026-10-06 14:17:00

中1理科|火をふく大地

中1理科「火をふく大地」

対象学年:中学1年生

教科書:東京書籍

学習範囲:p188~206「火をふく大地」

学習のポイント

  • 火山の噴火によって、どのようなものが地表に出てくるのかを理解する。
  • マグマの性質と火山の形・噴火のようすとの関係を理解する。
  • 火山灰や火山岩など、火山活動によってできるものの特徴を覚える。
  • 火山活動が私たちの生活や大地にどのような影響を与えるかを考える。

目次

1.火山とは何か

地球の内部には高温の物質があり、その一部がとけたものがマグマです。 マグマが地下から上昇し、地表に出てくる活動を火山活動といいます。

火山では、噴火によって溶岩や火山灰などが地表に出てきます。 日本には多くの火山があり、火山活動によって現在の大地の形がつくられてきました。

火山から出てくるもの

  • 溶岩……マグマが地表に流れ出たもの。
  • 火山灰……噴火によって空中に吹き上げられる細かい粒。
  • 火山れき……噴火によって放出される比較的大きな岩片。
  • 火山ガス……火山から放出される気体。

2.マグマと火山の噴火

マグマにはさまざまな性質のものがあります。 特に、マグマのねばりけは、火山の噴火のようすや火山の形に関係します。

ねばりけの強いマグマは流れにくく、火山の近くにたまりやすくなります。 一方、ねばりけの弱いマグマは流れやすく、溶岩が広い範囲に流れ出ることがあります。

噴火のようすとマグマ

マグマの性質 噴火の特徴 火山の形
ねばりけが弱い 比較的穏やかで、溶岩が流れやすい 傾斜がゆるやか
ねばりけが強い 爆発的になりやすい 急な斜面になりやすい

3.マグマの性質と火山の形

火山の形は、マグマのねばりけなどと関係しています。 マグマのねばりけが弱い場合、溶岩が遠くまで流れやすいため、傾斜のゆるやかな火山になりやすいです。

一方、マグマのねばりけが強い場合は、溶岩が流れにくく火口付近にたまりやすいため、急な斜面をもつ火山になりやすくなります。

「マグマのねばりけ → 噴火のようす → 火山の形」 というつながりを意識して覚えると、定期テストでも整理しやすくなります。

4.火山灰と火山れき

噴火によって地表に出てきたものには、大きさの異なる岩石や鉱物の粒が含まれています。 その中でも、細かい粒が火山灰です。

火山灰には、さまざまな鉱物が含まれています。 火山灰を観察することで、その火山をつくったマグマの性質などを考える手がかりになります。

火山灰を観察するときのポイント

  • 粒の大きさ
  • 粒の形
  • 色
  • 含まれている鉱物

火山灰を観察するときは、ルーペや顕微鏡などを使って粒の特徴を調べます。

5.火山岩と深成岩

マグマが冷えて固まってできた岩石を火成岩といいます。 火成岩には、地表付近で急に冷えてできる火山岩と、地下深くでゆっくり冷えてできる深成岩があります。

火山岩

マグマが地表や地表付近で急に冷えて固まってできた岩石です。 大きな結晶のまわりを細かい部分が取り囲むような斑状組織が見られます。

深成岩

マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まってできた岩石です。 比較的大きな結晶が組み合わさった等粒状組織が見られます。

種類 冷え方 組織
火山岩 急に冷える 斑状組織
深成岩 ゆっくり冷える 等粒状組織

6.火山と私たちの生活

火山活動は、噴火による災害をもたらすことがあります。 火山灰や溶岩、火山ガスなどによって、人々の生活や交通などに影響が出ることがあります。

一方で、火山活動は私たちの生活に恵みももたらしています。 火山によってできた地形や温泉、火山灰などによってつくられた土地など、火山活動と関係する自然環境が私たちの生活に利用されています。

そのため、火山について学ぶときは、「災害」と「恵み」の両方の視点から考えることが大切です。

7.重要語句

語句 意味
マグマ地下にある高温でとけた物質。
火山活動マグマが上昇し、地表に出てくるなどの活動。
噴火火山からマグマや火山灰などが地表に出る現象。
溶岩マグマが地表に流れ出たもの。
火山灰噴火によって放出される細かい粒。
火山れき噴火によって放出される比較的大きな岩片。
ねばりけマグマの流れにくさに関係する性質。
火成岩マグマが冷えて固まってできた岩石。
火山岩マグマが地表付近で急に冷えてできた岩石。
深成岩マグマが地下深くでゆっくり冷えてできた岩石。
斑状組織大きな結晶と細かな部分からなる火山岩の組織。
等粒状組織比較的大きな結晶が組み合わさった深成岩の組織。

8.一問一答10問

  1. 地下にある高温でとけた物質を何という?
  2. マグマが地表に流れ出たものを何という?
  3. 噴火によって放出される細かい粒を何という?
  4. マグマの性質のうち、流れにくさに関係するものを何という?
  5. ねばりけの弱いマグマは、流れやすいか、流れにくいか?
  6. マグマが冷えて固まってできた岩石を何という?
  7. マグマが地表付近で急に冷えてできた岩石を何という?
  8. マグマが地下深くでゆっくり冷えてできた岩石を何という?
  9. 火山岩に見られる、大きな結晶と細かな部分からなる組織を何という?
  10. 深成岩に見られる、比較的大きな結晶が組み合わさった組織を何という?

9.答え・短い解説

  1. マグマ……地下にある高温でとけた物質です。
  2. 溶岩……マグマが地表に流れ出たものです。
  3. 火山灰……噴火によって空中に吹き上げられる細かな粒です。
  4. ねばりけ……マグマの流れやすさに関係します。
  5. 流れやすい……ねばりけが弱いマグマは流れやすい性質があります。
  6. 火成岩……マグマが冷えて固まってできた岩石です。
  7. 火山岩……地表付近で急に冷えることでできます。
  8. 深成岩……地下深くでゆっくり冷えることでできます。
  9. 斑状組織……火山岩に見られる組織です。
  10. 等粒状組織……深成岩に見られる組織です。

10.よくある間違い

「マグマ」と「溶岩」を混同する

マグマは地下にあるもの、溶岩はマグマが地表に出たものと整理しましょう。

火山岩と深成岩を逆にする

「急に冷える → 火山岩」「ゆっくり冷える → 深成岩」と覚えると整理しやすくなります。

斑状組織と等粒状組織を混同する

火山岩=斑状組織、深成岩=等粒状組織が基本です。

マグマのねばりけと火山の形を結びつけない

単に「ねばりけが強い・弱い」と覚えるだけではなく、 ねばりけが強い → 流れにくい → 急な形になりやすい、 ねばりけが弱い → 流れやすい → ゆるやかな形になりやすい という流れで覚えましょう。

11.まとめ

「火をふく大地」では、火山の噴火とマグマの性質、火山によってできる岩石について学びます。

  • 地下にある高温でとけた物質がマグマ。
  • マグマが地表に流れ出たものが溶岩。
  • マグマのねばりけは、噴火のようすや火山の形と関係する。
  • マグマが冷えて固まった岩石が火成岩。
  • 急に冷えてできるのが火山岩、ゆっくり冷えてできるのが深成岩。
  • 火山岩には斑状組織、深成岩には等粒状組織が見られる。
  • 火山活動には災害をもたらす面だけでなく、私たちの生活に恵みをもたらす面もある。

定期テストでは、「マグマと溶岩」「火山岩と深成岩」「斑状組織と等粒状組織」「マグマのねばりけと火山の形」を関連づけて整理しておくことが大切です。

※教科書の改訂や学校での学習進度により、用語・扱う内容・ページ構成が異なる場合があります。テスト前には学校で使用している教科書・授業内容も確認しましょう。