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2026-09-16 17:33:00

中1理科|身のまわりの物質とその性質

中1理科|身のまわりの物質とその性質

対象学年:中学1年生
教科書:東京書籍『新編 新しい科学1』
ページ:P70~90
単元:身のまわりの物質

学習のポイント

私たちの身のまわりには、金属、プラスチック、ガラス、砂糖、食塩など、さまざまな物質があります。

この単元では、物質にはそれぞれ固有の性質があることを学び、その性質を利用して物質を区別する方法を考えます。

  • 「物体」と「物質」の違いを理解する。
  • 物質には色・におい・密度・電気の通しやすさなど、さまざまな性質がある。
  • 金属には共通する性質がある。
  • 密度を使って物質を区別できる。
  • 白い粉末など、見た目だけでは区別できない物質も、性質を調べることで区別できる。

目次

① P70~73 物体と物質

理科では、身のまわりにある「もの」を考えるとき、物体物質を区別します。

物体と物質の違い

例えば、コップを考えてみましょう。

「コップ」は形や用途をもった物体です。一方、そのコップをつくっている「ガラス」は物質です。

用語 意味
物体 形や大きさ、用途などをもったもの
物質 物体をつくっている材料となるもの

定期テストでは、「鉄でできたスプーン」の鉄が物質、スプーンが物体というように問われることがあります。

物質の性質

物質には、それぞれ特徴があります。

例えば、鉄とアルミニウムはどちらも金属ですが、色や密度などに違いがあります。

このような物質を区別する手がかりとなる特徴を確認することが、この単元の基本です。

② P74~77 物質の性質を調べる

物質を区別するためには、見た目だけで判断せず、いくつかの性質を調べます。

代表的な性質

性質 調べること
どのような色をしているか
におい においがあるか
状態 固体・液体・気体のどれか
電気伝導性 電気を通すか
密度 一定体積あたりの質量
磁石との関係 磁石に引きつけられるか

一つの性質だけでなく、複数の性質を組み合わせることで、物質をより正確に区別できます。

「物質の性質」と「用途」の関係

物質は、それぞれの性質を生かして使われています。

例えば、金属は電気を通しやすいという性質があるため、電線などに利用されています。

このように、物質の性質と、その利用方法を結びつけて考えることも大切です。

③ P78~81 金属の性質

身のまわりには、鉄、アルミニウム、銅など、多くの金属があります。

金属には、いくつかの共通した性質があります。

金属に共通する主な性質

  • 電気を通しやすい
  • 熱を伝えやすい
  • みがくと光沢が出る
  • たたくとのびたり広がったりするものがある

特に定期テストでは、「金属に共通する性質」を答える問題に注意しましょう。

金属と磁石を混同しない

「金属はすべて磁石に引きつけられる」というわけではありません。

磁石に強く引きつけられる代表的な金属はです。

一方、アルミニウムや銅などは、鉄とは異なる性質を示します。

ポイント:「磁石に引きつけられる」は、金属すべてに共通する性質ではありません。

金属光沢

金属の表面をみがくと、光を反射して輝いて見えることがあります。このような金属特有の光沢を金属光沢といいます。

④ P82~85 密度と物質の区別

物質を区別するときに重要なのが密度です。

密度とは?

密度は、物質の一定体積あたりの質量を表したものです。

密度 = 質量 ÷ 体積

例えば、同じ体積の物質を比べたとき、質量が大きい物質ほど密度が大きくなります。

密度の計算

質量が54g、体積が20cm³の物質の密度を求めてみましょう。

密度 = 54g ÷ 20cm³
2.7g/cm³

計算問題では、単位にも注意しましょう。

密度の単位:g/cm³

密度から物質を推定する

物質によって密度は異なるため、測定した密度を資料などの値と比べることで、物質を区別する手がかりになります。

ただし、測定値には誤差が含まれることがあります。実験結果では、単に数値を比べるだけでなく、測定の条件にも注目しましょう。

⑤ P86~90 白い粉末の見分け方・まとめ

白い粉末には、見た目がよく似ていても異なる物質があります。

そこで、見た目以外の性質を調べることで、物質を区別します。

物質を区別するための考え方

例えば、次のような性質を調べます。

  • 水に溶けるか
  • 水溶液が電気を通すか
  • 加熱したときにどのような変化が起こるか
  • 密度はどれくらいか

一つの実験結果だけでは判断できない場合には、複数の性質を組み合わせて考えることが大切です。

実験では安全にも注意

加熱実験では、ガスバーナーなどの器具を正しく扱う必要があります。

東京書籍も現行の「身のまわりの物質とその性質」に関連して、加熱実験の安全指導資料を掲載しています。

特に、加熱した物質や器具に不用意に触れないこと、実験器具を正しく扱うことを確認しておきましょう。

⑥ 重要語句

語句 意味・ポイント
物体形や用途などをもったもの
物質物体をつくっている材料となるもの
性質物質がもっている特徴
金属電気や熱を通しやすいなどの共通した性質をもつ物質
金属光沢金属をみがいたときに見られる光沢
電気伝導性電気を通す性質
密度一定体積あたりの質量
質量物質そのものの量を表すもの
体積物体が占める空間の大きさ
g/cm³密度で使われる単位の一つ
白い粉末見た目だけでは区別しにくい粉末状の物質
電気を通す電流が流れる性質
溶ける物質が液体に均一に広がる現象
実験物質の性質などを調べるために行う

⑦ 一問一答10問

  1. 物体をつくっている材料を何という?
  2. 物質を区別するときに調べる、物質がもっている特徴を何という?
  3. 金属をみがいたときに見られる光沢を何という?
  4. 金属に共通する性質の一つで、電流が流れる性質を何という?
  5. 物質の一定体積あたりの質量を何という?
  6. 密度を求める公式を書きなさい。
  7. 質量60g、体積20cm³の物質の密度は何g/cm³?
  8. 金属はすべて磁石に引きつけられる。○か×か?
  9. 見た目が同じ白い粉末を区別するとき、何を利用するとよい?
  10. 物質を区別するとき、一つの性質だけで判断するのではなく、何を組み合わせることが大切?

⑧ 答え・短い解説

  1. 物質。例えば、鉄製のスプーンなら鉄が物質です。
  2. 性質。色、密度、電気を通すかどうかなどがあります。
  3. 金属光沢です。
  4. 電気伝導性です。
  5. 密度です。
  6. 密度=質量÷体積です。
  7. 3g/cm³。60÷20=3です。
  8. ×。金属すべてが磁石に引きつけられるわけではありません。
  9. 物質の性質を利用します。水への溶け方、電気の通し方、加熱したときの変化などがあります。
  10. 複数の性質・実験結果を組み合わせることが大切です。

⑨ よくある間違い

間違い① 物体と物質を同じ意味で使う

「鉄のスプーン」なら、スプーンが物体、鉄が物質です。

間違い② 金属ならすべて磁石につくと思う

磁石に引きつけられることは、金属すべてに共通する性質ではありません。

間違い③ 密度の公式を逆にする

密度は「質量÷体積」です。

「体積÷質量」ではありません。

間違い④ 密度の単位を忘れる

答えが「2.7」だけではなく、問題で指定された単位を確認しましょう。

間違い⑤ 白い粉末を見た目だけで判断する

見た目が似ている物質でも性質が異なることがあります。

「何を調べれば区別できるか」を考えることが大切です。

⑩ まとめ

この単元で覚えておきたいこと

① 「物体」と「物質」を区別する。

② 物質には、それぞれ固有の性質がある。

③ 金属には、電気や熱を通しやすい、金属光沢があるなどの共通する性質がある。

密度=質量÷体積である。

⑤ 密度などの性質を利用して、物質を区別することができる。

⑥ 見た目だけで判断せず、複数の性質を調べて考えることが大切。

定期テスト前は、まず「物体と物質」「金属の性質」「密度の公式」の3つを確認しましょう。その後、実験結果から物質を区別する問題に取り組むと、理解が深まります。

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更新日:2026年9月

確認:中学校理科の学習内容に基づき確認