中学1年生・理科|植物の分類①
中1理科「植物の分類①」
教科:理科
教科書:東京書籍「新編 新しい科学1」
学習範囲:P27〜P39
単元:植物の分類
学習のポイント
植物は、花や葉、根などのからだのつくりの特徴に注目すると、いくつかのグループに分類できます。
この範囲では、特に次の3つをしっかり押さえましょう。
- 花の基本的なつくり
- 種子をつくる植物と、果実をつくらない植物
- 葉脈や根のつくりによる植物の分類
「名前を覚える」だけでなく、どの特徴を見て分類するのかをセットで覚えましょう。
目次
- 花のつくり
- 受粉と果実・種子
- 果実をつくらない植物
- 葉のつくりと葉脈
- 根のつくり
- 植物を分類するときのポイント
- 重要語句
- 一問一答10問
- よくある間違い
- まとめ
【1ページ目】植物のつくりと分類
1.花には共通したつくりがある
植物の花は種類によって形や色が違いますが、花のつくりには共通する部分があります。
代表的な花では、中心にめしべがあり、その周りにおしべ、さらに外側に花弁やがくがあります。
めしべ
↓
おしべ
↓
花弁
↓
がく
2.めしべのつくり
めしべは、上から柱頭・花柱・子房という部分に分けて考えます。
- 柱頭……めしべの先端
- 花柱……柱頭と子房をつなぐ部分
- 子房……めしべの根元にあるふくらんだ部分
子房の中には胚珠があります。
3.おしべのつくり
おしべの先端にはやくがあります。
やくの中には花粉があります。
めしべ → 「柱頭・花柱・子房」
おしべ → 「やく・花粉」
4.受粉するとどうなる?
花粉が柱頭につくことを受粉といいます。
受粉後、子房は成長して果実になり、胚珠は種子になります。
子房 → 果実
胚珠 → 種子
ここは定期テストでも整理して覚えたいポイントです。
【2ページ目】種子植物・葉・根の分類
5.種子をつくる植物
種子をつくる植物を種子植物といいます。
種子植物は、さらに被子植物と裸子植物に分けられます。
6.被子植物
胚珠が子房の中にある植物を被子植物といいます。
アブラナ、サクラ、タンポポ、アサガオなどが被子植物の例です。
7.裸子植物
子房がなく、胚珠がむき出しになっている植物を裸子植物といいます。
マツ、スギ、イチョウなどが代表的な例です。
被子植物 → 胚珠が子房の中
裸子植物 → 胚珠がむき出し
8.葉のつくりを見る
植物を分類するときには、花だけでなく葉のつくりにも注目します。
特に重要なのが葉脈です。
- 網状脈……葉脈が網の目のようになっている
- 平行脈……葉脈がほぼ平行に並んでいる
9.根のつくりを見る
根にも植物による違いがあります。
- 主根と側根……太い主根から細い側根が出る
- ひげ根……細い根がたくさん出ている
| 見るところ | 特徴 | 分類の手がかり |
|---|---|---|
| 胚珠 | 子房の中/むき出し | 被子植物/裸子植物 |
| 葉脈 | 網状脈/平行脈 | 植物の分類の手がかり |
| 根 | 主根と側根/ひげ根 | 植物の分類の手がかり |
10.合弁花と離弁花
花弁のつき方に注目すると、花弁がつながっている花と1枚ずつ離れている花があります。
- 合弁花……花弁がつながっている
- 離弁花……花弁が1枚ずつ離れている
東京書籍の現行版では「合弁花・離弁花」を扱いますが、昔の教科書のように「双子葉類の中を合弁花と離弁花に分ける」という分類として覚えないようにしましょう。
【3ページ目】重要語句・一問一答
重要語句
| 語句 | 意味・ポイント |
|---|---|
| めしべ | 花の中心にある部分 |
| 柱頭 | めしべの先端 |
| 花柱 | 柱頭と子房をつなぐ部分 |
| 子房 | めしべの根元のふくらんだ部分 |
| 胚珠 | 子房の中にある部分 |
| やく | おしべの先端にある部分 |
| 花粉 | やくの中にある |
| 受粉 | 花粉が柱頭につくこと |
| 種子植物 | 種子をつくる植物 |
| 被子植物 | 胚珠が子房の中にある植物 |
| 裸子植物 | 胚珠がむき出しになっている植物 |
| 葉脈 | 葉にあるすじ状のつくり |
| 網状脈 | 網の目のような葉脈 |
| 平行脈 | ほぼ平行に並ぶ葉脈 |
| 主根 | 中心にある太い根 |
| 側根 | 主根から出る根 |
| ひげ根 | 細い根がたくさん出る根 |
| 合弁花 | 花弁がつながっている花 |
| 離弁花 | 花弁が1枚ずつ離れている花 |
一問一答10問
- 花粉が柱頭につくことを何という?
- めしべの根元にあるふくらんだ部分を何という?
- 子房の中にある小さな部分を何という?
- 受粉後、子房は何になる?
- 受粉後、胚珠は何になる?
- 胚珠が子房の中にある植物を何という?
- 胚珠がむき出しになっている植物を何という?
- 網の目のようになった葉脈を何という?
- 細い根がたくさん出ている根を何という?
- 花弁がつながっている花を何という?
答え・短い解説
- 受粉。花粉が柱頭につくことです。
- 子房。めしべの根元にあるふくらんだ部分です。
- 胚珠。子房の中にあります。
- 果実。子房が成長して果実になります。
- 種子。胚珠が成長して種子になります。
- 被子植物。胚珠が子房の中にあります。
- 裸子植物。胚珠がむき出しになっています。
- 網状脈。葉脈が網の目のようになっています。
- ひげ根。細い根がたくさん出ています。
- 合弁花。花弁がつながっています。
よくある間違い
①「子房」と「胚珠」を逆にする
子房 → 果実
胚珠 → 種子
②「被子植物」と「裸子植物」を混同する
被子植物 → 胚珠が子房の中
裸子植物 → 胚珠がむき出し
③「受粉」と「種子」を混同する
受粉は「花粉が柱頭につくこと」です。
④ 葉脈だけで植物名を決めつける
植物の分類では、葉脈だけでなく、花や根など複数の特徴を組み合わせて考えることが大切です。
まとめ
植物を分類するときは、花・葉・根などの特徴に注目します。
① めしべ → 柱頭・花柱・子房
② おしべ → やく・花粉
③ 花粉が柱頭につく → 受粉
④ 子房 → 果実、胚珠 → 種子
⑤ 被子植物 → 胚珠が子房の中
⑥ 裸子植物 → 胚珠がむき出し
⑦ 葉脈 → 網状脈・平行脈
⑧ 根 → 主根と側根・ひげ根
⑨ 合弁花 → 花弁がつながる
⑩ 離弁花 → 花弁が離れている
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対象:中学1年生・理科
教科書:東京書籍「新編 新しい科学1」P27〜P39









